文部科学省 令和7年度「未来を先導する世界トップレベル 大学院教育拠点創出事業」に採択されました

掲載日:2025-9-19
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  • 4. 質の高い教育をみんなに
  • 17. パートナーシップで目標を達成しよう

 金沢大学は,文部科学省令和7年度「未来を先導する世界トップレベル大学院教育拠点創出事業」(※)に北陸先端科学技術大学院大学を連携大学,富山大学および福井大学を参画大学として申請し,採択されました。
 本事業は,「徹底した国際拠点形成(国際化)」と「徹底した産学連携教育」,組織改革?推進体制の基盤構築等を通じて,全学的な大学院改革を進め,質の高い博士人材の増加を図る大学院教育拠点の形成を支援するものです。本事業には,「総合型」と「特色型」の区分があり,「総合型」には18件の申請があった中,本学を含む4件が採択されました。
 金沢大学は,10年後の将来像として「国内外の優秀な学生に選ばれ,新たな価値を創造する博士人材を育成し,我が国と世界へ持続的に輩出する大学」を掲げます。この将来像を実現するため,「より開かれた環境のもと,多様なセクターとの協働により博士人材を育成する大学院教育への転換」を大学院改革ビジョンに据え,大学院教育を抜本的に改革します。
 本事業では,新たに設置する大学院先導教育推進機構(仮称)が中核となり,大学院の研究教育環境の充実と,大学院教育における大学連携を深化させ,社会との協働を通じて,未来への新たな価値を創出する博士人材の育成?輩出を加速します。

<大学院の研究教育環境の充実>
 大学院改革ビジョンの実現に向け,入学前?大学院教育?修了後の取組みを一体的に進めます。主として,徹底した小中高大院の接続強化,大学院教育の高度化と博士人材のキャリア構築を統合的に推進,多様なロールモデルの提示,キャリアパスの拡充などを進めます。

<大学院教育における大学連携> 
 本学と北陸先端科学技術大学院大学との連携を基盤として,富山大学及び福井大学を含めた北陸地域にある4国立大学が連携し,本学の先進的な取組みである研究科横断のリベラルアーツ教育を軸に,教育?研究リソースの相互共有を進めます。各大学の強みや特色を生かし,博士教育の多様性を高め,博士学生の多面的な能力を涵養します。将来的には,産学連携?国際ネットワークの相互活用へと発展させます。

(※)文部科学省「未来を先導する世界トップレベル大学院教育拠点創出事業」

【選定結果】
令和7年度「未来を先導する世界トップレベル大学院教育拠点創出事業」の選定結果について(文部科学省)

  • 9月18日に実施した記者会見の様子
  • 事業構想を説明する和田学長
  • 本学の大学院改革ビジョン
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